コカ・コーラのリン酸含有量は非公開
③ 不明の成分や添加物が加えてある
レシピが非公開の飲み物は多く存在します。非公開ということは、何が入っているかがわからないということです。含まれているものが不明の飲み物はあまり飲みたくないですよね。
昔の「コカ・コーラ」にはコカインが入っていたという説がありますが、いまとなっては真偽不明です。なぜなら、「コカ・コーラ」の製作者とも言えるエイサ・キャンドラーは1901年の裁判で、「『コカ・コーラ』にコカインは含まれているか」という質問に対して答えなかったからです。もし含まれていたら大問題だし、含まれていなかったらラベル表示に齟齬が出てしまいます。
ちなみに、「コカ・コーラ」のリン酸含有量は非公開です。一方、「ペプシコーラ」(日本での販売会社はサントリーです)のリン酸含有量はホームページで公表してあります。日本人の健康を守るという視点から見たとき、隠蔽体質の多国籍企業と、正直に公開している日本企業との差がこんなところにも現れています。さすがはコカ・コーラ、さすがはサントリーです。
食品は国によって取り締まる法律が異なるので、コーラだけでなくハンバーガーやピザなどのファストフード類も国によって成分が違います。外国では日本で禁止されている添加物が大量に入っていたりするため、注意が必要です。たとえ、同じ名称であっても国によって成分やつくり方がかなり異なるのです。価格も当然違いますが、見た目と味は似ています。仕事や留学などで海外に長期滞在する場合は、日本の食品と同じつもりで常飲・常食しないようにしましょう。
子どものころから常飲していると「コーラ中毒」に
④ 子どものときに好きになると一生飲み続ける
食べ物の嗜好は18歳くらいまでに完成します。したがって、18歳くらいまでコーラを常飲していたら、コーラが好物となり、一生飲み続けることになります。
私の知り合いの欧米人のなかには、「コーヒーブレイク」ならぬ「コーラブレイク」を定期的にとっている人が多くいます。そのうちの1人は、「自分はアル中ならぬコーラ中毒だ」と自虐的に言っていました。
幸い日本では、お茶やミネラルウォーターの牙城があるせいか、コーラのシェアはそれほど伸びていません。コーラ類は飲まないで済めば飲まないに越したことがない飲み物です。