立正大学心理学部教授
齊藤 勇氏

悪口や噂話は、人と仲良くなるための「必要悪」です。悪口なんて言わないという人もいますが、まわりから「面白くない人」「得体が知れない不気味な人」「悪口のひとつも言えない小心者」……と、マイナスの評価を与えられかねません。

心理学的見地に立つと、悪口は攻撃行動です。人間を含む動物はすべて、自己防衛のための攻撃本能を持っています。しかし、通常の社会生活では、肉体的な暴力に訴えることはルール違反。だから、言葉による“口撃”によって欲求不満を解消するのです。

ただし、誰にでも悪口や噂話をしていいというわけではありません。話す相手をわきまえる必要があります。