広さが人数に見合っているか

保育室の広さについても決まりがあります(認可外の場合は1人あたり1.65平方メートル、認可保育所であれば年齢別に定めた規定があります)。入り口の掲示には保育室の面積に関する記載もあるはずなので、広さが人数に見合っているかチェックすることができます。

また、子供たちの成長には外遊びも欠かせません。十分に広い園庭があるところばかりではないでしょうが、お散歩で出かける公園も含めて、外で遊べるスペースが確保されているのかどうか話を聞いてみましょう。

保育士資格保持者が何人いるか

保育を担当する職員を何人配置しなければならないかという基準ももちろんあり、子供の年齢別に人数が定められています。認可外では全員が有資格者である必要はありません(3分の1の規定あり)が、保育士の資格を持っている人をどのくらい雇っているかは、その施設の信頼度を測る目安になるでしょう。安全や衛生に関する知識や経験があり、指導監督基準を守ることの大切さや意味をよく理解している保育士の存在は重要です。基準を守っていなかったら「何でやってないんですか」と必ず指摘されるはずです(ちなみにXには当時、保育士はいなかったように記憶しています)。私もプリスクールの経営に携わっていた時には、現場の保育士さんから多くのことを学びました。

ただプリスクールの難しいところは、先生全員を日本の保育士資格を持つ人にするわけにはいかないというところです。外国人の先生の割合が小さくなれば、インターナショナルで多様性のある保育環境を作り出すことは難しくなってしまいます。日本人の先生と外国人の先生の比率は1:2~1:3くらいがバランスがいいのではと私は考えています。なお、外国人のスタッフは日本の保育士免許を取得していることは少ないため、外国人のスタッフが海外の保育士資格を持っているか、も聞いておきましょう。

子供たち
写真=iStock.com/Hispanolistic
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