シニア女性におすすめしたい「士業」

現実問題として、60代女性の転職は、男性以上に選択肢が限定されてしまうのは事実です。

もちろん、年齢、性別なんて言っていられないほど人手不足の業界もあります。門戸は徐々に広がっているのは間違いありません。

シニア女性の転職活動では、資格を取り、「士業」につくことをおすすめします。

士業には定年がありません。もちろん、弁護士事務所や税理士事務所などに所属していれば、定年制度があるかも知れません。ただ、その場合でも定年が80歳くらいだったりするので、それほど気にする必要がありません。

「80歳のおばあちゃん税理士」もいる

私が顧問税理士を探している時に、偶然ネットで見つけた、都内の自宅近くで一番大きな税理士事務所に、群馬の同じ町出身の「おばあちゃん税理士」がいたのです。

「80歳のおばあちゃん税理士」もいる(※写真はイメージです)
写真=iStock.com/grinvalds
「80歳のおばあちゃん税理士」もいる(※写真はイメージです)

しかも、後に私の母の実家に近い地域の出身で、母の従妹とは高校時代から親友ということが発覚。“世間は狭い”と驚きました。

最近、定年になったと聞きましたが、80歳か、それ以上だったはずです。

数年前に、私名義の河原の土地の一部を売却した際に、登記を担当していただいた司法書士は、もっと年上の「おばあちゃん司法書士」でした。80代前半だったと思います。

80代になっても現役バリバリで仕事ができるのは幸せなことだと痛感しました。

お二方とも、子育てのため、仕事をセーブしていた時期もあったそうです。

ただ、子供が独立してからは、まるで60代、70代が黄金期かのように、お仕事で活躍されたそうです。

80過ぎまで第一線で仕事ができたのは、「資格」の効用です。