税理士、宅建は「食える資格」

「司法書士」は確実に「食える資格」ですが、合格難易度が高いため、誰にでもおすすめというわけではありません。

一方、「税理士」は、「公認会計士」と異なり、「一発合格」の必要がありません。

「科目合格」を重ね、数年がかりで合格してもいいので、コツコツ努力できる人なら合格のチャンスがあります。

「食える資格」の代表格である「宅建」もおすすめです。

他人の面倒を見るのが苦ではない、人とのコミュニケーションが得意な方には特にいいと思います。

医療・介護は人手不足

ほか、建築士になる人もいます。

大塚寿『今からでも間に合う! 会社人生「55歳の壁」突破策』(かや書房)
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私がリクルートにいた時の同期に、バリバリ文系で経理に配属されていたのに、現在「一級建築士」として、還暦になっても現役で働いている女性がいます。

最初は「二級建築士」の資格を取ってインテリア関係の仕事をしていましたが、40代で「一級建築士」にキャリアアップしました。

その他、医療・介護業界はとにかく人手不足ですので、資格を取っておいても損はないと思います。80代まで働くのは難しいかもしれませんが、シニアで転職しても確実に食える仕事です。

このように、自分にもできそうな分野の食える資格を取るのは、シニアにこそおすすめできる方法なのです。

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