「気がきく人」と「気がきかない人」はどこが違うのか。産業カウンセラーの山本衣奈子さんは「『握れば拳、開けば掌』というように、話をするときには相手に手のひらを見せたほうがいい。手が見えないと、相手に不安を与える恐れがある」という――。

※本稿は、山本衣奈子『「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

ポケットに手を入れるビジネススーツの男性
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「ポケットに手を入れたまま」が失礼になる心理学的理由

「握れば拳、開けばてのひら

これは、“同じものでも、気持ちや心の持ちようによって変化する”という意味のことわざです。「手」であることは同じなのですが、それを握れば相手を傷つける拳にもなり、開けば優しく包む掌にもなります。

顔に表情があるように、手にも表情があります。

手話に代表されるように、手で言葉そのものを紡ぐこともできますし、ボディーランゲージの多くが手を使って行われています。私たちは多くのことを相手の表情から読み取っているため、顔が見えないと不安になります。

それと同じで、手も見えないと不安になるのです。ポケットに手を入れたままの人と話すと落ち着かないのも、これが原因です。