日本人が最も好きなアイスの味

最近の状況を広報担当の田村苑子さん(経営戦略部 広報チーム)に聞いた。

「2023年1月~7月の売り上げ状況は、前年比103%です。4月に新シリーズとして、アイスクリームの天面に載せたチョコをスプーンでパリパリッと割ると、じゅわっとソースがあふれるSPOON CRUSH(スプーン クラッシュ)を発売。5月には豆乳を主原料とした植物性ミルクアイスGREEN CRAFT(グリーンクラフト)シリーズを発売し、6月にはジェラートシリーズのCREAMY GELATO(クリーミージェラート)を発売しました。ミニカップ、クリスピーサンド、バーともに売り上げは大変好調です」

消費者からも予想通り、「ご褒美」「ごちそう」の時に買う、という声が多かった。「自分が何のフレーバーを選ぶかで、その時の気持ちの確認になる」(30代女性)という人も。日本人が圧倒的に好きなフレーバーはバニラだが、ハーゲンダッツの定番一番人気もバニラ。8月には限定品「熟成バニラ芳醇な香り」も発売した。「高級なものほど定番のバニラで腕を確かめたくなる」(40代女性)という人もいた。

アイス売り場
筆者撮影

「ガリガリ君」がほぼ毎月新商品を出すワケ

「ガリガリ君」(赤城乳業)は、今年で発売42年。中年以上の人には、「アイスは子ども時代に駄菓子屋で買った」思い出があるかもしれない。主力商品のソーダ味は、最も郷愁を感じる商品のひとつだ。赤城乳業の岡本秀幸さん(開発マーケティング本部 マーケティング部 課長)はこう話す。

「一番人気『ガリガリ君ソーダ』の味は、大きく変わっていません。大人になって、いったん商品と離れたお客さまでも、仕事帰りや飲み会帰り、お祭りなどで買われる機会も多いです。食べてみると、懐かしさと変わらないおいしさ、という声も寄せられます。今年3月には約20年ぶりにガリガリ君ソーダのリニューアルを実施しました。

また、7月に『大人なガリガリ君 ゴールデンパイン』を、8月に『ガリガリ君 梨』を発売するなど、ほぼ毎月新商品を出し、売り場で商品を探す楽しさを提供しています」

高カロリーを気にする人にも支持される。「ガリガリ君、ストックして毎日食べています。カロリーが低いから。ハーゲンダッツはカロリーいけそうな日のご褒美に食べます」(30代女性)。「家庭でかき氷にしても最高だから、家では夏の定番ストック」(30代男性)という声があった。