削減合計額は…?
ここまで、ざっと思いつくままコスト削減についてお話ししてきました。削減合計額はいくらになったでしょうか。図表1をご覧ください。
「塵も積もれば山となる」といいますが、20年分の家計見直しのインパクトは、なかなかのものです。
20年間で4200万円の削減効果
中には実際の削減額だけではなく、平均値からの差額で計算したものもありますが、仮に私たちが何も考えずに「一般的な東京に住む日本人の平均的な生活」をしていたら……20年間で実に4200万円もの削減ができたと考えられるのです。
20年という期間は長すぎると考える方もいるかもしれませんが、実際に子育てをして子どもを社会に送り出すまでの年月は、思う以上にあっという間です。
家計を見直していくうえで、さまざまな知識を得て、最適な方法を探し出し、生活スタイルを変えていくのは、パズルゲームのようで面白いものです。しかも効果が出てくると、さらに楽しくなって、どんどんお金が貯まるようになっていきます。
拙著『NISA、保険、助成金もスッキリ分かる 子どもにかかるお金大全』では、子どもにかかるお金や教育費にまつわる話を多くの観点から網羅しています。本書を手に取っていただき、投資や家計の見直しに取り組んでいただけたらと思います。