「国内」は「全世界」と分けて買う必要はない

以上4種類の他には「国内」があります。ただ、日本人だから「国内」だけを買うというケースはあまり見られません。「全世界」を買ってしまえば、その中に日本が5パーセントくらい含まれているので、それで十分だと考える人が多いようです。「国内」を別立てでしっかり買おうとは考えなくていいと思います。

横山光昭『定年後でも間に合うつみたて投資』(角川新書)
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少し変則的になりますが、3種類の配分を均等に3分の1ずつ配分してもいいでしょう。

あとは配分せずすべてを全世界に設定する方法も考えられます。自分で自由にアレンジしてみてください。

もう一つあるとすれば、「全世界」の割合は先ほど5割としていましたが、これを3割として、残った7割のうち5割を「米国」、2割を「先進国」という配分にする案も考えられます。

「全世界」が全体に占める割合については、5割だと比較的無難な取り方となり、3割だと自分の考えを多く取り入れることになってくると考えるとわかりやすいでしょう。

金額は別として、ここまででつみたて投資の初心者向けにお勧め順の配分を整理してみると、以下のようになります。

1 全世界の配分を50%に設定
(1)全世界50%+米国25%+先進国25%
(2)全世界50%+米国50%

2 全世界の配分を30%に設定
・全世界30%+米国50%+先進国20%

3 3種類の配分を均等に設定
・全世界33%+米国33%+先進国33%

4 配分せず、すべてを全世界に設定
・全世界100%

投資経験者にお勧めの黄金比

さらに少し踏み込んで、理想的なポートフォリオ(配分)を考えてみましょう。

ただし、高いリターンに期待するということは、ある程度のリスクも見ておかなくてはならないということでもあります。ここでお勧めする配分は、リスクを許容できる投資経験者に限定しておきたいと思います。

私は仕事柄、日頃より最善の組み合わせを考えているのですが、今の時代を捉えたときに、最もリターンが見込めると思われるお勧めの配分がこちらです。