働きながら英語を習得するにはどうすればいいのか。大学や企業で英語を教える濱崎潤之輔さんは「『机に向かってガッツリ勉強しなきゃいけない』という固定観念はなくしたほうがいい。通勤時間や昼休みといったスキマ時間を効率的に活用すべきだ」という――。
※本稿は、濱崎潤之輔『Hummer流 英語勉強法』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
優先順位が高いものしか実行できない
日々やりたいことがある中で、結局実行できていることは、自分にとって優先順位が高いものだけではありませんか。
僕の場合は優先順位のBEST3しか実行できていないと感じます。
僕の優先順位は、まずはTOEIC L&Rテスト・英語関連のこと。これは仕事でもあるので、当然です。次が、ジムに行ってトレーニングをすること。そして3つ目は愛犬と一緒に遊ぶこと。これらが、僕が日々行いたいことのBEST3です。
この3つは「毎日必ずやる」と決めているので、ほぼ確実に実行しますし、「今日は面倒だから(やらなくても)いいや」と思うことがまずありません。
一方で、優先順位のBEST3に入らないことは、結局やらないで終わることが多いです。
Netflixで海外の映画などを観ることもありますが、優先順位としては4〜5番手、もしくはそれ以下なので、本当に時間があるときにしか観ません(もちろん観るときは心の底から楽しんでいますが)。
「優先順位 BEST3」に英語学習を組み込む
まずは現状の自分の優先順位を把握したうえで、他に「優先度を上げて毎日取り組みたいことがいくつあるのか」を洗い出し、そこに英語学習を組み込まないといけません。
「優先順位 BEST3」から英語学習がはみ出てしまう場合には、英語より優先順位が高いものを、自分が英語学習でめざす「結果」が出るまで削ることも必要です。
どんなに勉強を頑張ろうと思っていても、「毎日ジムに行きたいし、カフェにも行きたいし、飲み会のほうが優先だし……」となると、どうしても勉強ができる時間は減ってしまいます。
当たり前ですよね。結果、上達することなく挫折することは目に見えています。