完成度は100点でなくても70点ぐらいでいい

三つ目は「完成度を下げる」です。これは完成度に対するハードルを下げる考え方です。例えば、上司が「早く取り掛かれ」と指示しても、「情報を全部得てないので、まだできない」と返す人がいます。

何事も完璧にしようと思うあまり、慎重すぎる対応になってしまうのが行動力のない人の特徴です。70%の完成度でいい。未完のもので走りながら改善するくらいに考え、まず着手する習慣が大切です。

時間が足りなくなるのは新しいタスクが発生するから

僕たちは無意識に「未来の時間」を多く、言いかえれば甘く見積もることをしています。

「1週間後には今よりゆとりがあると思っていたけれど、実際その時になってみると時間が全然なかった」という経験は誰にでもあるはず。

なぜこのようなことが繰り返されるのかというと、自分たちが読み切れない「今までの予想を超えた新たな仕事」という存在を忘れているからです。

未来は、自分が思っているほど時間はありません。

仮に今、スケジュールが空いていたとしても、必ず何かで埋まってしまうリスクがあることから、僕は「実行の第一歩は今から72時間以内に必ず行う」ということをおすすめしています。