ウクライナ軍の関連組織「国民レジスタンスセンター」によれば、ウクライナによる攻撃を警戒して、ロシアが事実上支配するクリミア半島でも緊張が高まっているようだという。破壊工作員の捜索も強化されている。

クリミアの都市では、路上でランダムな抜き打ち検査が頻繁に行われている、と同センターは述べている。

「クリミア半島では、ロシアがウクライナの地下組織のメンバーを特定するための捜査を強化している。特に、反ロシア派が所有しているとみられる集合住宅では頻繁に捜査が行われている。捜査は所有者の立ち会いなしに行われることもある」

また、クリミアでは5月9日の戦勝記念日(第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したことを祝う毎年恒例の行事)には軍事パレードが行われてきたが、今年は治安上の懸念から中止された。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら
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