イケア・ジャパン社長
ミカエル・パルムクイスト

スウェーデン出身。ヨーテボリ大学にて経営学修士号を取得後、1998年イケア・スウェーデン入社。イケア・チャイナ、イケア・フランスなどを経て2010年より現職。

これらを参考に新たな提案を続ける。

イケア・ジャパン社長のミカエル・パルムクイストさんはこう話す。

「日本の消費者から多くを学び、イケアは進化しました。福岡新宮店ではコワーカーをたくさん採用しても、日本人中心で店舗運営ができる体制になりました。今後はリーダーとなる人材を数多く育成するのが目標です」

人材の体制が整ったので、20年までに既存店含め合計12店舗へと出店を加速させるという。

福岡新宮店の開業から2週間後――。再訪した取材班は、平日昼間の混雑ぶりに目を見張る。2DKや3LDKのホームセットにも次々にお客が訪れていた。

「これから引っ越すので、具体的に家具の配置を教えてくれるのは参考になります。実際に住んでみて、足りない家具があれば、また来て揃えたいですね」(広島県呉市から来た25歳の夫婦)

大型家具の売れ行きも好調で「予想以上にソファが売れている」という。従業員も気が抜けないが「部下には『このピークを楽しもう』と話しています」(高井さん)。