年間来場者2200万、東京ディズニーリゾート(年間約2500万人)に迫る集客数を誇るイケアが、国内6店舗目をオープンさせた。同店の立ち上げを密着取材した。北欧の巨人が放つ次の一手とは?

1月12日:売り場はまだがらんとしている。数人のチームで1つのベッドを組み立てる。背中には「わくわくが、家にやってくる」の文字。/4月11日:週単位の作業目標を積み上げ、3カ月後には店舗が完成。組み立てられたベッドにシーツがかけられ、値札や商品説明の表示も。

福岡新宮店の売り場面積は約3万2000平方メートル。およそ9500の商品を販売する。世界中で新店オープンの経験が豊富とはいえ、これだけの規模の店を開店にこぎつけるのは、かなりの力作業だ。

開業5カ月前の11年12月9日、建物の受け渡しがあり、商品も搬入され始めた。