同じ商品でも、どこで売るかによって販売方法は大きく変わる
私自身が実際に台湾で日本の抹茶をプロモーション販売したときも、現地の人たちにできるだけアピールできるように工夫を凝らしました。
台湾では日本の茶道に興味や憧れを持つ人が多いという状況を活かし、単に抹茶を試飲してもらうのではなく、茶室を模した仮設スペースでまずは甘いらくがんを味わってもらい、そのあとに本格的な茶器で立てた抹茶を試飲してもらいました。
また、ギフト包装をした「茶道セット」を用意したところ、1日に100セット以上が売れる盛況になったのです。
同じ商品を売るにしても、どこで売るかによって販売方法は大きく変わります。話題が台湾から逸れますが、アメリカで抹茶のプロモーション販売をしたときは、アメリカ人が抱く「抹茶=健康ドリンク」というイメージを活かし、豆乳と抹茶をシェイクしたものを試飲してもらうことで抹茶の魅力をPRしました。
このように、台湾を含め海外でビジネスをしようと思ったら、現地の状況に合わせて販売手法を柔軟に変えていくことが重要なのです。