リボ払いの一般的な金利は15%
「リボ払い」とは、毎月の支払い額が一定になる支払い方法で、月々の負担が少額で済む分、金利が高いのが最大の特徴です。リボ払いの一般的な金利は15%ですが、これが一体どれほどハードな金利か、シミュレーションしてみましょう。
リボ払いの中にも「残高スライド方式」や「定率方式」などいくつかの方法があります。ここではもっとも一般的な「元利定額払残高スライド方式」で、“30万円”のブランドバッグを月々1万円の返済設定で購入したとしましょう。すると、リボ払いでは総額“37万8000円”を支払うことになります。この場合38回払いですので、完済には約3年かかります。もし月5000円だったら返済期間は約6年になるので、完済する頃にはバッグの流行や自分の趣味も変わっている可能性が高いのではないでしょうか。
目先の安さに飛びついてしまう
なぜこんなに損をするリボ払いを選択するのか? 竹中さんをはじめ若い方ほどリボ払いを選びがちなのは、「目先の安さ」だと思います。30万円で済むところを37万8000円払うことになるとしても、「毎月1万円でブランドバッグが今すぐ手に入る」方に力点が置かれているのではないでしょうか。
さらにリボ払いにおける金利の高さを把握していない人も多いので、カード会社からくる「支払い方法をリボ払いに変更しませんか?」といったお知らせメールに飛びついてしまったり、フリマサービスで展開している「定額払い」や「あと払い」といった手数料が発生する支払い方法をいつの間にか選んでしまっていることもあるでしょう。
ただ、私は何より、若年層の給料が伸び悩んでいることが根本原因な気がしていますが……。