投資しています、とは、まず答えない
結論として、「あなたが投資すれば?」に対して、「はい、投資しています」と答える業者はいませんでした(少なくとも、唐突に電話セールスしてくるような業者には)。
もし、「投資しています」などと答えれば、「では、その成果は?」と突っ込まれるでしょうから、そこは突っ込まれたくはないのでしょう。業者が関心を持ってほしいのは、その投資(商品)の素晴らしさであって、そこから「儲かる」と思ってほしいわけです。実際に儲かるか否かを検証されることは、絶対に避けたいのだと思われます。
なので、何かと理由をつけて、投資していない(できない)とだけサラッと答えて、すぐに、関心を持ってほしいテーマに話を戻すわけですね。すなわち、業者の土俵〔投資(商品)の素晴らしさ〕に引きずり込もうとするわけです。
そして、投資詐欺等に引っかかる場合は、そんな土俵に乗せられていたとのケースが多いもの。
もっとも、「自分の土俵に引きずり込む」ことは、投資詐欺に限らず、あらゆるセールスの常套手段でもあるので、このことは普段から意識しておきたいところですね。