食費と小遣いを中心に月15万円近くの削減に成功

そこで私は次のように提案し、家計を改善してもらいました。

まず、食費はフードロスも多かったため食べられる量だけにとどめ、月11万円から約7万5000円へと、3万5000円を削減。

水道光熱費は、3万4000円と高めでした。その原因となる、バラバラな生活時間によるお風呂の追い炊き、シャワー出しっぱなしなどの悪習慣を改善。お風呂はまとめて入り、ムダ遣いをやめる声掛けをして、7000円の削減に。

通信費は、妻子のスマホと、自宅のインターネット代で1万5000円でした。もともと格安スマホを使っていましたが、妻子ともにあまり外でネットを使わないため、自宅のWi-Fiを利用し、スマホのデータ通信量が低いプランに変更。ここで3000円削減。

生命保険は、保障内容の重複、老後不安から入っていた個人年金を整理し、大きく2万1000円の削減に。個人年金は後述するつみたてNISAにシフトしました。

封筒から出ている300万円
写真=iStock.com/Hanasaki
※写真はイメージです

小遣いは、夫の出張が多いことから、立て替えの交通費や宿泊費を多めに予算取りしていました。夫は出張にかかった経費はしっかり精算していたのですが、それを意図してかしていないかは不明ながら、家計に戻さなかった。洋子さんはそれに対して何も言わなかったのです。夫は、言葉は悪いですが、二重取りしていたのです。そこをきちんと家計に戻せば小遣いは少なくても困りません。ということで夫の小遣いを7万円に半減。被服費も、購入の仕方を見直し、7000円削減。