部下への注意はどのようにすべきか。メンタルアップマネージャの大野萌子さんは「部下の好ましくない行動には必ず理由がある。頭ごなしに言うのではなく、まずは理由を聞くようにすると印象は大きく変わる」という――。
※本稿は、大野萌子『好かれる人の神対応 嫌われる人の塩対応』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
職場での話し方の大原則は「平等」
職場での基本言語は「です・ます調」の丁寧語。丁寧すぎる敬語を使ったり、へりくだりすぎる必要はありません。周りの人には平等に接することが、なにより大事です。
たとえば、あなたの職場に「インターンの大学生」と、「自分よりも年上の部下」がいるとき。2人に対して“平等な言葉遣い”をすることが求められます。
大学生には「これ、やっといて!」という命令形、年配者には「すみません、これをやっておいていただけますか?」という敬語。
もし、このような言葉の使い分けをしていたら、要注意。どちらの人からも不満が出やすい環境を作り出してしまいます。
ここでは、対等・尊重の視点から、職場の「神対応・塩対応」をお伝えしていきます。うわべのやりとりだけではなく「なぜ、そうなのか」という理由もお話ししますので、フレーズを忘れてしまっても大丈夫。またほかのシーンに応用もできるでしょう。