「付加価値」とはお客様のニーズに応えるもの

「価値とはお客様(相手)が感じる(決める)ものである」

これが本稿における価値の定義です。

では「付加価値」とは何でしょうか?

付加価値は次のように定義づけしています。

「付加価値はニーズが源泉である」

つまり「価値」は、その商品やサービスに対して、「お客様が『これには価値がある』と感じるもの」であり、「付加価値」とは、「お客様のニーズを叶えるもの」なのです。

「付加価値」について少しだけ付け加えておきましょう。

ビジネスで重要なのは、「自社で仕入れたものの価値に対し、どう付加価値をつくり上げるのか。それをどうやってお客様に買ってもらい、使ってもらうか。そして最後に、いかにその商品・サービスの価値、付加価値を感じてもらうか」です。付加価値をつくるためにはこれらを考える必要があります。

「価値」がわからないと報酬は低いまま

話を戻しますが、多くの人が「そもそも価値とは何か?」を理解していません。

価値を理解していないと、次のようなことが起こります。

・価値を理解していないから、そもそも価値をつくれない
・偶然に価値をつくれたとしても、繰り返し再現できない
・再現できないから、仕組みにできない
・仕組みにできないから、システムにできない
・システムにできないから、自動化できない
・自動化できないから、生産性が低い
・生産性が低いから、報酬も低い

つまり、もしあなたが今「給料・報酬が低い」と感じているなら、あなたやあなたが働く会社の人たちが、「価値とは何か?」をきちんと理解していない可能性があります。

まずは価値の定義をきちんと理解しましょう。

それが付加価値をつくるためのスタート地点だからです。

そのうえで、「ムダ」に時間をかけないために、自分の仕事に価値があるかどうかを判断することが必要です。