ギャンブルで勝つにはどうすればいいのか。競馬で9300万円を的中させたことのあるお笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃいさんは「ギャンブルには避けられない負けもある。負けることに慣れなければ、最終的に勝つことはできない」という――。

※本稿は、じゃい『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

競馬
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勝つためには負けに慣れる

●ルール1:負けることに慣れる

「負けることに慣れたらダメでしょ!」。おそらく、そう思われる方も多いと思います。

ここで僕がお伝えしたいのは、あくまで勝つために、負けに慣れるということです。肉を切らせて骨を断つのです。

将棋のプロ棋士は、相手に飛車をタダで取らせて王を捕らえます。ギャンブルに負けて悔しがっている人を将棋で例えると、歩を取られて悔しがっているのと同じです。目の前の出来事で、一喜一憂しすぎている人が多いのです。

麻雀でも、振り込みを恐れて負けている人が多いです。麻雀プロでも意外といますが、リスクを背負えない人で勝っている人を僕は知りません。目先の勝ち負けではなく、もっと大きな枠で考えないといけません。

大谷翔平選手の三振は負けでしょうか?

藤井聡太竜王も2割は負けます。

競馬でも、未来からやってきた人でない限り、全レース当てることは不可能です。

ポーカーでも、1戦単位の勝ち負けにとらわれていては、最終的な勝ちは望めません。ときにはリスクを背負った決断や、相手の癖を読むための必要な負けもあります。元プロボクサーで5階級制覇の王者フロイド・メイウェザーも、1ラウンド目は、相手に打たれてでも癖を読みにいきます。