感謝の日記をつける人は週に平均40分多く運動する
9 もっと運動するようになる
感謝の心がもたらす驚異的な恩恵をもうひとつ紹介しよう。聞いたことがないかもしれないが、この見出しは真実だ。感謝の心はもっと運動するように促すのである。
96人のアメリカ人を対象にした研究で、感謝の日記をつけている人たちは、そうでない人たちよりも週に平均40分多く運動することがわかった。
研究者たちはその理由を分析していないが、これまで見てきたように、感謝の心が多大な恩恵をもたらすことを考慮すれば、感謝の心と運動のあいだに密接な関係があることに気づくはずだ。
よく眠れて、ストレスがやわらぎ、より明晰に考えることができれば、人生の重要なことに注意を払うのは容易になる。当然、それには健康の増進が含まれるから、もっと運動するという決定をくだすことができる。
感謝の心は健康を意識するのに役立ち、それが素晴らしいことだという事実に気づかせてくれる。この気づきは健康管理に注意し、運動を含めて適切な対策をとるように働きかける。
概して言えば、感謝の心を持って楽観的であればあるほど、運動の習慣を維持することが容易になり、それによって健康を増進することができる。
感謝の心は純粋な喜びである。感謝の心は多大な恩恵をもたらすから、あなたはそれを人生に積極的に取り入れようと努めるに違いない。
誰もがいつも幸せで、自信にあふれ、情熱を燃やし、ストレスから解放され、健康ではつらつと暮らしたいと願っているはずだ。感謝の心を持つことを習慣にすれば、それらの願いはすべてかない、さらにより多くのものが手に入る。
感謝の心は豊かな人生を実現する。感謝の心をはぐくめば、満ち足りた気分になるからだ。たとえば、普通の食事がごちそうになり、平凡な家屋が愛にあふれた家庭になり、見知らぬ人が親友になる。
メロディ・ビーティ(アメリカの作家)
メロディ・ビーティ(アメリカの作家)