子供の国語力を伸ばすには、どうすればいいのか。塾講師の久松由理さんは「とにかく読解問題を解かせようとする親がいるが、やめたほうがいい。読解問題は現在の国語力を測るためのもので、国語力を伸ばすためのものではない」という――。

※本稿は、久松由理『国語の成績は観察力で必ず伸びる』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

勉強する娘に寄り添う母親
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受験期に読書を辞めた子は成績が下がる

9歳までに、学年相応の本がしっかり読みこなせる読解力を身につけたお子さんは、10歳以降、社会で活躍するための真の賢さを培う「濫読期らんどくき」に突入します。