高難易度クリアより、基本レベルの穴をふさぐことを意識する
また、できなかったものの中にも、さらに優先順位があります。あまりに難易度が高いものは受験本番で出題されても解けない人が多く、差がつきにくいので、それよりも「基本レベルなのにできなかった」「正答率が高いのに自分は解けなかった」ものを優先します。
特に難関校の場合、受験者全体のレベルが高いため、基本レベルに穴のある人から落ちていきます。できていない基礎の問題が多いと焦ると思いますが、自分に合う参考書を選び、受験に間に合うよう計画的にこなすことが大切です。受験に必要な科目すべてを平均的に引き上げることを意識しましょう。
勉強時間の配分は「配点が高い科目と二次試験で使うもの」を優先
勉強時間についても、重きをおくべき教科・科目に、なるべく多くの時間を配分しましょう。受験では、文系なら文系科目、理系なら理系科目など、配点が高い科目や二次試験で利用するものを優先しましょう。
ちなみに、私は医学部を受験したので理系科目を優先していました。平日5時間のうち、数学に2時間、化学と物理に1.5時間ずつ振り分け、英語はすきま時間を中心に、暗記内容の復習と長文を読むことを日常的に行っていました。国語や地理といった共通テストでしか使わなかったものは、学校の授業と、共通テスト直前の1カ月で詰め込みました。