友人はライバルではなく「情報を共有する仲間」

学校や塾の友人のことをライバルではなく“情報を共有する仲間”と考えましょう。成績のいい人は、いい勉強の仕方やいい問題集・参考書に詳しいです。自分よりかなり成績が上の人でも、思いきって自分から声をかけてみるといろいろ教えてくれるはずです。

もし、自分と似た感じの雰囲気の人であれば仲良くなりやすそうですし、勉強のことを話す仲間ができると、勉強生活が充実します。

教室で授業を受ける学生
写真=iStock.com/Milatas
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優先順位をつける基準はシンプルに「できたか・できなかったか」

試験や受験勉強ですべてを網羅することは、時間的余裕もなく不可能です。ですから、自分に必要なことを見極め、効率的に勉強を進めるための“優先順位”を意識しましょう。どの問題に取り組むかといった細かい部分から、どの教科や科目を勉強するかといった大枠の部分まで、勉強に関するすべての面で優先順位づけを意識してください。

いい成績がとれないのは、出題された問題が「解けない」からでしたね。ということは、「できなかったもの」を優先するべきです。小テストや定期試験などで「できなかった」と気づいたものがあったら、その分野を優先して勉強するようにすれば、自然と成績は上がります。できている分野の問題を解くのは気持ちいいですが、できている分野を極めることよりも「できない分野を伸ばす」ほうがはるかに成績は上がります。同じ「15」伸ばすとしても、「80→95」にするより「20→35」に伸ばすほうが簡単ですし、今後の役に立ちそうだと思いませんか?