「進路や習い事などを自分で決めてきましたか?」という質問には65%がYESと答えた。
「週末のスケジュールのようなささいなことでも、習い事や進学する学校を決めるような大きな場面でも、大切なのは自分で決めるように導くことです。自分で決めてきた経験が多いと幸福度が高くなることが研究でわかっています」
親が情報を探したり、助言をしたりする必要はあるかもしれないが、最後は自分で決めた、というプロセスが大事だ。
【チャレンジの内容と親からやってもらったサポート】
●女子1人で男子のサッカーチームに入ろうとしたとき、体験レッスンに連れて行ってくれ、練習への送り迎えや、自主練習の相手もしてくれた。なでしこジャパンブームの前だったので、「女の子なのに」と言われなかったのは当たり前ではなかったかもしれない(法学部4年)
●自由研究で装置を自作するのを、否定せずに見守ってくれた(農学部4年)
●英検の面接練習では、親が面接官役になって練習し、その後いろいろなアドバイスをくれた(理科2類1年)
●計算大王と呼ばれる希学園(進学塾)の恒例行事で、毎年計算大王になろうとチャレンジして、親は姉のときの過去問を印刷してくれ、姉は一緒に勝負形式で解いてくれた(文科一類1年)
●サッカーやピアノなどの習い事は私が言い出したものはやらせてくれました。通えるように送り迎えや食事の時間をずらすなどしてくれていた(理学部大学院生)