自分の周りにいるすべての人に興味を持って学ぶ

相手に興味を持たなければ人間関係は始まりませんし、信頼が深まることもありません。老若男女問わず、自分の周りにいる人「すべてが学びの対象」だと思ってみてください。そう思った瞬間から、人の見方が変わります。相手がビジネスパーソンであっても同様です。この「人に興味を持ち、人から学び続ける」という3つ目の習慣を意識するだけで、人との接し方が自然と変わってくるはずです。

商談で握手をする人
写真=iStock.com/dima_sidelnikov
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その気持ちを持っていれば、先輩や上司からアドバイスを受けたとき、「感謝、実践、報告する」という4つ目の習慣が自ずとできるようになるでしょう。あなたがアドバイスしたとして、「ありがとうございます! ぜひ参考にさせていただきます!」「早速やってみました!」「アドバイス通りやったら上手くいきました!」と言われたら、どう思いますか? 尊重され、信頼されていると思いますよね。

仕事であっても人間関係に見返りを求めない

相手を主役にすることを意識してください。特に「興味を持って質問する」「共感して相槌を売つ」「否定せず話を聞く」ことが大切です。すると自然に、5つ目の習慣である「『話す:聞く』は『2:8』の割合」になり、居心地のいい印象が生まれるでしょう。

また、人間関係はギブ&テイクの精神で、とよく言われますが、「人間関係は『100%ギブ』の姿勢」が大事だと思います。仕事とはいえ人間対人間とフラットに考え、人間関係に見返りを求めるような損得勘定で考えないことです。これが6つ目の習慣です。

7つ目の習慣は、「主語を『人』にして、褒め上手になる」こと。褒められると相手は嬉しくなり、自分のことを褒めてくれる、プラスのサイクルが生まれます。

たとえば、相手の作成した資料を褒めるとき。

×悪い例:「このプレゼン資料は、すごく見やすいですね!」
○よい例:「○○さんが作るプレゼン資料、いつも見やすくてすごく勉強になります」

後者のほうが嬉しいですよね。