「こびない愛嬌力」を高めるにはどうすればいいのか。キャリアコンサルタントのリョウさんは「どうやって人を褒めるかは重要だ。褒めるときには、成果物ではなく相手自身を主語にするといい」という――。

※本稿は、リョウ『仕事ができる人は知っている こびない愛嬌力』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

会議中のビジネスマン
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オンライン会議でのリアクションは「1.8倍」がちょうどいい

オンライン会議も増え、リアルでの会議が減っているなか、会社でのコミュニケーションはとれていますか? オンラインでは小さい頷きだけでは、ほとんど相手に分かりません。1つ目の習慣としておすすめしたいのは、「頷きは1.8倍増しくらいでちょうどいい」ということ。わかりやすいリアクションも大事で、「言葉と言葉の間を『!』で区切る」のも意識してほしい。たとえば、「はい! わかりました! ありがとうございます!」というように返事をすると、ハキハキした丁寧な印象を与えることができ、相手の心に安心感が生まれます。

2つ目の習慣は、「挨拶は『あっ、○○さん』付き」にすること。挨拶が大事なのはみなさん百も承知でしょうが、気づきの「あっ」と名前の「○○さん」を頭に付けることで、相手の存在に対して「今日も会うことができた!」という明るくポジティブなニュアンスを含めることができます。