部下は想像以上に上司を細かく観察している
逆に注意するときは、人を注意するのではなく物を注意します。
×悪い例:「○○さんが作ったプレゼン資料、誤入力があったので修正をお願いします」
○よい例:「このプレゼン資料に誤入力があったので、修正をお願いします」
言われたほうの印象はガラッと変わりますよね。
この配慮は、8つ目の習慣、「どんなときでも相手を傷つけない対応をする」にも通じます。仕事上、あなたが上司だったら部下を叱ったり注意したりすることもあるでしょう。そのとき、相手を傷つけないようにして言葉を選ぶことが大事なのです。部下は、上司が想像しているよりも上司の一言一句、態度、表情などをきめ細かく観察しているものです。
ときには弱みをさらけ出して“いじられる”
こびない愛嬌力には、ものごとの捉え方が発展的で、一見マイナスに思えることをプラスに変える発想が必要となります。それが9つ目の習慣となる「『ネガ→ポジ』の逆転発想を楽しむ」ことです。予期せぬことが仕事をしていると起こりますが、どうすればプラスに転じられるか冷静に考えられる人のほうに人は集まり、この人と一緒に仕事したい! と愛されるようになります。
また、自分のちょっとした弱みをさらけ出すと、人間味の部分が表れやすいので、愛されやすくなります。あえて、軽く「イジられキャラを楽しむ」くらいが愛されキャラになる、これが最後の習慣です。
これまで挙げた10の習慣すべてを身につける必要はありません。既に自分が普段からできているなと感じる部分は再度大切さを確認し、欠けていると感じる部分は意識して実践してみてください。1つでも2つでも習慣化すると、あなたの印象が変わり、仕事や人間関係は好転していくでしょう。