「香り」で集中を高めるスイッチを入れる

「ゾーン」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

簡単に言うと、「集中力がすごく高まった」状態のことを言います。

人間はとてもムラっ気のある生き物で、毎日同じように過ごしていても集中できる日、できない日がやってきます。

毎日同じルーティンをこなしていても、毎日必ず同じように最高な1日を過ごすことができるわけではありません。

ですが、集中できる確率を増やすことはできると思っています。僕にとってそのスイッチの1つが「香り」です。

学生の時は香りに全く興味がありませんでしたが、この年齢になって急に香りに興味を持つようになりました。コーヒーの香りを毎日気分によって変えるのもありですが、僕にとって集中を高める香りアイテムが、「Aesop Hwyl(イソップ ヒュイル)」という香水です。

青々とした風景のイメージがゾーンに入る確率を上げる

両手の手首にワンプッシュ。それを首元にすっと伸ばすだけ。たったそれだけでヒノキのスモーキーな香りが僕を包み込んでくれます。

僕ももう今年で30歳。甘い香りや爽やかな、いわゆる“若い香り”だけでなく、少し上品な大人っぽい印象のものをつけたいと思っていたのでピッタリでした。

最初はヒノキのような香りから始まり、しばらくするとスコッチウイスキーのような甘さが感じられます。変化を楽しみつつ8〜10時間程度は香りがもつので、つけ直しをする必要もほとんどありません。めんどくさがりな方にもちょうど良い。

人間は記憶を香りから呼び覚ますことができる生き物だと思っています。

僕がこの香水の香りを嗅いで思い出すのは青々とした葉っぱと、針葉樹の木の幹。青空に引っ張られて空気も少し青く、ちょっとだけ湿度も高いような感じ。

そこまでが一気に僕の脳内に流れ込んできます。そのイメージが流れ込んだ瞬間、僕はゾーンに入ることができます。

もちろん毎回すぐに集中できるわけではないので、集中に入りやすくなるといった表現が正しいかもしれません。

1日24時間。7時間は寝ているとして、日中に活動できるのは17時間です。仕事や作業の時間だけを抜き出すと、おそらくその半分にも満たないでしょう。

1日は本当に短く、どんなに頑張っても活動する時間を伸ばすことはできません。であれば、効率を上げるしかない。効率を上げるために、少しでもゾーンに入る確率を上げるために、僕にとって香りは重要なファクターなのです。