腸内環境は体調やストレスと関係している
現代医学では、さまざまなことが分かるようになってきました。
例えば「脳腸相関」という概念があります。
脳と腸は自律神経系、内分泌系、免疫系の3つの経路を介して、互いに影響を及ぼし合っています。これが「脳腸相関」で、脳から腸への情報伝達(脳→腸シグナル)と腸から脳への情報伝達(腸→脳シグナル)が、双方向的に影響を及ぼしています。
腸内にはたくさんの細菌がいて、体の健康状態や病気の発症などとも関係しています。
体にとって有益であると考えられる細菌は善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)、有害な影響を与える細菌は悪玉菌(ブドウ球菌やウェルシュ菌など)と呼ばれています。
ヤクルト1000は、この善玉菌を意図的に増やすことで、ストレス緩和や睡眠の質を向上させようとするものです。
また腸内細菌は、バランスを保ちながら共存しています。腸内フローラのバランスが崩れるとおなかが張ったり、便秘や下痢になったり、肌が荒れたりと体調を崩しやすくなりますが、これにはストレスとの関係も分かっています。
旅行に出かけると便秘気味になったり、試験前に緊張して下痢気味になったりするなど、脳と腸は迷走神経を介してつながっており、ストレスを感知して腸内環境が変動することで、腸内フローラのバランスが崩れて、体調を崩す可能性が示唆されています。
「祈る」という習慣にはメリットしかない
腸内フローラのバランスを崩さないためには、「ストレスをためない」「リラックスする時間を持つ」ことが大切です。
人類はこのストレスから「心を守る」ことの重要性を体験的に知って、大切にしてきました。
「時間もお金もかけることなく、ストレスを和らげ、心にリラックスをもたらす秘訣」
それが「祈り」です。
古今東西、祈りを持たない民族はいませんでした。「祈り」に難しい理論や作法は要りません。「祈り」には副作用も副反応もありません。
両手を胸の前で合わせ「自らの心を見つめる」。ただそれだけで、心がリラックスし、ストレスに耐性を持つのです。
仏教系寺院だけで約7万7000軒。神社系の数は、約8万4500軒にものぼります。コンビニより多い、日本の神仏環境。
ストレスの多い日々の生活に、ぜひお寺や神社の前で「手を合わせる」という行為を取り入れてみてください。
その小さな「心の習慣」が、あなたの健康を守り、長寿に導いてくれることでしょう。