私たちはなぜ働くのだろうか。浄土真宗の僧侶でマンガ家の光澤裕顕さんは「悟りを開いたブッダは、人々へ教えを広めることに消極的だった。だが、あるときに『自身の悟りを目指し励む日々』から『人々に教えを説く旅』へと生き方を変えた。同様に、私たちは自分のためだけに働いているわけではない」という――。(第2回/全3回)

※本稿は、光澤裕顕『仕事がつらいときに読む仏教の言葉』(星海社新書)の一部を再編集したものです。

現代のオフィスで働いている間にストレスを感じている若いビジネスマン
写真=iStock.com/Delmaine Donson
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ウサギが示した利他の精神