「細かく伝えるとイヤがるから」と、相手に気を使うあまり、ついあいまいな言葉で伝えてしまうこともあるでしょうが、そのあいまいさが逆に揉め事やケンカの種を生みます。
だからこそ、「本当にしてほしいこと」を具体化して、それをはっきり言葉で伝えていきましょう。
「こうあるべき」と「なんで?」は危険
相手に不満を伝えるとき、気を付けたいフレーズもいくつかあります。
その一つが、「家族なんだからこのくらい当たり前」「もっとちゃんとして」などのキーワード。「こうあるべき」という価値観を押し付けることは、相手を否定することにつながり、関係を悪化させてしまいます。
そのほかに避けたいのが、「なんで?」「どうして?」などのキーワードです。
これらの言葉は「デンジャラス・クエスチョン」と呼ばれ、相手からすれば責められていると感じてしまうので、避けてください。
一生を共に過ごすパートナーだからこそ、今後も上手に付き合っていくために、「自分はこうしてほしい」という要望を具体的にお互いが話し合える状態を作る。
一度や二度、気持ちを伝えただけでは人は変われるものではありませんので、繰り返し伝え合っていく必要はあるでしょう。しかし、不満が生まれた際に、お互いに「微調整」を続けていくことが、パートナーとの関係性を維持する大切なコツなのです