冷戦時代に逆戻り…「プーチンの戦争」で目を覚ました欧州

プーチンに対する包囲網が着々と築き上げられている。

北大西洋条約機構(NATO)はこれまで、ロシアを「戦略的パートナー」と位置づけ、直接的な交戦を避ける方針を明示してきた。しかし、6月29日にスペインで開かれたNATO首脳会議で採択された今後10年間の行動指針で、「最大かつ直接の脅威」との位置づけに転換した。