「いつでも売れる」流動性はNISAのメリット

その名の通り、積立でしか投資ができないのが「つみたてNISA」です。通常、積立は月1回(金融機関によっては、ほかの設定も可能)。定期的に決まった金額で、同じ商品を買い付けていくことを「ドルコスト平均法」といい、「つみたてNISA」は自動的にドルコスト平均法での投資になります。

投資信託は価格が変動しますが、価格が変動する商品を買うときは「ドルコスト平均法」を使うと、リスクを低減できます。このメリットを生かすには、積み立てる投資信託を頻繁に変更しないことです。

購入年から20年間の非課税期間中なら、いつ売っても利益にかかる税金が非課税です。いつでも売れる流動性のメリットは、NISAのメリット。20年の間には景気が何度か循環するでしょうから、値上がりして利益を得られる可能性は高いと考えられます。

非課税期間中に売らずに持ち続けた場合は、その後、通常の課税口座に引き継がれます。