人との関係も、目に見えない流れに左右されることがあると思うんだ。だから、無理に引き寄せようとせず、流れに身を任せて、今はみーみちゃんの近くにいる人を大切にしてみるのはどうだろう? みーみちゃんはみーみちゃんで新しく別の友だちを作ってみるんだ。それも、ベストな関係じゃなくていい。グッドなくらいの気軽な距離感の友だちを。

友だちの輪を広げるチャンス!?

よしおのお母さんは、グッドフレンドを作るのがすごく上手な人で、いつもとっても楽しそうなんだ。誰とでも友だちになれちゃうから、国境や世代を超えていろんな友だちがいる。ある時は海外の友だちと話せるようになりたいと語学留学で台湾にいってたこともある。習得してたかは謎だけど(笑)、インターネットの使い方も全くわからない人だったのに、世代を超えたグッドフレンドに教えてもらってLINEまでできるようになったんだ。お母さんがきっかけで結婚したカップルなんかもいるくらい!

誰か数人だけに限定して友だちとの関係を築いていたら、こんなに人との関係は広がらないだろうし、新しい発見もなかっただろうな、と思う。生涯で本当に大切な友だちっていうのは、数人でいいかもしれない。けれど、それを小学生の今のうちに決めてしまわなくてもいいと思うんだ。悲しい気持ちになっているならなおさら。それに、今は難しくても何年後かにまた仲良しに戻れるかもしれないしね。だから、今は友だちの輪を広げるチャンスくらいに考えて、グッドフレンドを作ることに目を向けるのはどうだろう?

最後に、みーみちゃんにぴったりのギャグを贈ります。「ズイズイズイ~!!」。片方の手を前に出して、手のひらを前に向けて指先を下に向ける。何かをつかむように指を握ったり開いたりしながら、さらに腕を前後させて「ズイズイズイ~」と元気よく叫ぶんだ! ずいって、漢字では「随」と書くよ。この漢字には、「成り行きに任せる」という意味があるんだ。今は無理せずに流れに身を任せてみてほしいな!

……って、僕は思うんだけど、君はどう思うかな?

小島よしおが「みーみちゃん」に送るギャグ動画はこちら

当記事は「AERA dot.」からの転載記事です。AERA dot.は『AERA』『週刊朝日』に掲載された話題を、分かりやすくまとめた記事をメインコンテンツにしています。元記事はこちら
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