毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、1月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サイトの編集部が紹介する――。
玄関に揃えて置かれた黒い靴
写真=iStock.com/Toru Kimura
※写真はイメージです
第1位:『人は聞き方が9割』(永松茂久著、すばる舎)
第2位:『うまくいっている人の考え方 完全版』(ジェリー・ミンチントン著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第3位:『整える習慣』(小林弘幸著、日本経済新聞出版)
第4位:『史上最高にわかりやすい説明術』(深沢真太郎著、秀和システム)
第5位:『できる30代は、「これ」しかやらない』(松本利明著、PHP研究所)
第6位:『問いかけの作法』(安斎勇樹著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第7位:『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法』(浅田すぐる著、SBクリエイティブ)
第8位:『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』(藤本梨恵子著、明日香出版社)
第9位:『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(内藤誼人著、明日香出版社)
第10位:『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』(小澤竹俊著、アスコム)
第11位:『読解力の強化書』(佐藤優著、クロスメディア・パブリッシング)
第12位:『爆伸びマネジメント』(中尾隆一郎著、かんき出版)
第13位:『電通現役戦略プランナーのヒットをつくる「調べ方」の教科書』(阿佐見綾香著、PHP研究所)
第14位:『今を生きるあなたへ』(瀬戸内寂聴/瀬尾まなほ著、SBクリエイティブ)
第15位:『東大超速集中力』(西岡壱誠著、大和書房)
第16位:『お金のむこうに人がいる』(田内学著、ダイヤモンド社)
第17位:『SDGsがひらくビジネス新時代』(竹下隆一郎著、筑摩書房)
第18位:『14歳からの個人主義』(丸山俊一著、大和書房)
第19位:『入社1年目から差がつく 問題解決練習帳』(グロービス著、岡重文執筆、東洋経済新報社)
第20位:『ゆるめる準備』(川田裕美著、朝日新聞出版)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2022年1月の閲覧数ランキング

相手が勝手に話し始める「魔法の傾聴」

今月の第1位は、『人は聞き方が9割』でした。

永松茂久『人は聞き方が9割』(すばる舎)
永松茂久『人は聞き方が9割』(すばる舎)

2020年、2021年と2年連続で「一番読まれたビジネス書」(日販調べ)に輝いた大ベストセラー『人は話し方が9割』は、すでに読んだ方も多いでしょう。その続編となる本書のテーマは「聞き方」です。

特に注目したいのは、「聞くこと」が大切な理由。著者の永松茂久氏によると、「聞くこと」によって相手に安心感を与えることができ、誰からも求められる存在になれるのだといいます。

では、どのように聞けばいいのか。本書のメソッドでは「魔法の傾聴」として、「表情」「うなずき」「姿勢」「笑い」「感賛(感嘆+賞賛)」の5つを使います。この聞き方をマスターすれば、相手が自然と話し始め、あなたのことを勝手に好きになるのだそう。

良好な人間関係を維持し、人生をよりよいものにするために、本書で「聞く力」を磨いてみませんか。