「うまくいっている人」は何が違うのか

第2位は『うまくいっている人の考え方 完全版』でした。

ジェリー・ミンチントン『うまくいっている人の考え方 完全版』(弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ジェリー・ミンチントン著、弓場隆訳『うまくいっている人の考え方 完全版』(ディスカヴァー携書)

あなたの周りにも、いつも輝いている人や、常にうまくいっているように見える人がいるでしょう。そんな人たちは、他の人たちとどこが違うのでしょうか。本書を読めば、その答えが得られるかもしれません。

本書は、18年間読み継がれてきた名著。100万部を超えるほど、多くの人にヒントを与えてきました。

自分を好きになるために必要なこととして紹介されているのは、自分をけなさないこと。人間は誰しも完璧ではない以上、完璧でないことを問題視しても何の役にも立たないのです。

また毎日30分、自分が心から楽しめることに時間を使おうと説かれています。仕事や人付き合いで忙しい日々を過ごしているからこそ、自分自身を大切にしてあげましょう。

この先、どんなに世界が変化しようとも、本書で指南されていることの大切さは変わらないでしょう。幸せに生きるために、ぜひ少しでも早く読んでいただきたい一冊です。

「自律神経を整えること」で毎日を気持ちよく過ごす

第3位には、『整える習慣』がランクインしました。

小林弘幸『整える習慣』(日本経済新聞出版)
小林弘幸『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)

仕事の生産性を上げるためには、何が必要だと思いますか。答えはさまざまありますが、本書の著者の答えは「自律神経を整えること」です。

自律神経を整えるというと、難しく感じるかもしれません。しかし本書では、すぐに試せる小さな習慣によって自律神経を整え、パフォーマンスを上げたり、モヤモヤした気持ちをやわらげたりする方法を教えてくれます。

例えば「電子マネーにチャージするタイミングを決めておく」。「もしかして、改札で引っかかるかも」「現金が足りないかもしれない」などと不安を感じるだけで、自律神経が乱れてしまい、解決した後もしばらく戻りません。だから「電子マネーが○円以下になったら必ずチャージすること」をマイルールにして、自律神経を常に整えておくのです。

いくら能力ややる気があっても、コンディショニングが万全でなければ、100%のパフォーマンスを発揮するのは難しいもの。あなたも、気持ちよく毎日を過ごすために、本書で紹介されている108の習慣を試してみませんか。