メディアの間違った報道はその都度指摘し、訂正させればいい。その役割は、宮内庁の中にそうしたことに詳しい人間を置いてやらせればいい。

その際、新聞記者、それも宮内記者会経験者ではなく、週刊誌やSNSに詳しい人間にすべきだ。

それよりも宮内庁がやるべきは、皇室の人たちの情報をもっと頻繁に流し、国民と皇室との距離を近くする、国民に親近感を持ってもらう努力をするべきである。

眞子さんを「盗撮」したのは日本メディアではなく…

さて、秋篠宮会見の話から、親の意見に背いてニューヨークへ逃避行した小室眞子夫妻の話に移ろう。

小室眞子さんが「盗撮」された。それも動画で。

撮ったのは日本と同じような王室制度があり、エリザベス女王が多くの国民から敬愛されているイギリスのメディアであった。

その予兆はあった。

日本のNEWSポストセブン(2021年11月19日 16:30)が、2人が渡米した翌日の11月15日、小室圭さんが1人で外出するところを追いかけ、パブで友人たちと談笑しているシーンまで隠し撮りして、77枚もの写真を公開したのである。

パブのテーブルに複数種のビール
写真=iStock.com/Instants
※写真はイメージです

「ダークスーツにブルーのシャツを合わせたメガネ姿の小室さんは、夜8時過ぎに職場から歩いて1ブロックの場所にあるパブに入った。店では先に到着していた同僚らが、小室さんを笑顔と歓声で迎えた。

乾杯を終えると、周囲からはやし立てられた小室さんがスピーチに立った。『メンバーにいろいろと質問されていたよ。彼(小室さん)が何か答えるたびに、周りから「イエス!」といった声が飛んでね、彼も応えるように「イエーイ!」と返していたね』」(居合わせた客=女性セブン12月9日号)

週末には、ノーマスク(ニューヨークではそれが許されている)で自宅の近辺をそぞろ歩く2人の姿を女性セブン(同)がカメラに収めている。圭さんがカメラの存在を認めたのだろうか、目つき鋭く目線をカメラに向けている。

英デーリー・メールは眞子さんの買い物姿を…

そして、11月22日(現地時間)にイギリスのデーリー・メール紙電子版が、小室眞子さんが1人マンションを出て、近所のスーパーへ「はじめてのおつかい」に行く一部始終を動画で撮影して公開したのである。

きらびやかなニューヨークの街で迷子になる小室真子さん

撮られたのは19日のようだ。眞子さんはヘルズキッチン(彼らが暮らしている地名)にある新しい家の必需品を買うために、「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」を訪れた。

日本では見られなかったカジュアルな服装で、約1時間半にわたってバスタオル、ハンガー、収納用のバスケット、ペーパータオルなどを購入する様子を撮っている。

大きな紙袋を下げて戻る途中で迷子になり、通りがかりの人に道を尋ねているほほえましい姿も写っている。