「自分ほめリスト」に行動を落とし込む

自分の中の夢を言語化したら、今度はそれらの夢を行動に落とし込むための「自分ほめリスト」をつくります。

私が提案する自分ほめリストは、ロジックツリーの構造になっています。ロジックツリーとは、ロジカルシンキングの手法の一つ。事象の分析や問題の原因特定、目標設定、問題解決など、さまざまなビジネスのシーンで使われます。

自分ほめリストのロジックツリーは、まず一日の行動を分解し、具体的に書き出します。そして、自分が決めたことを行動に移すと、それに対して自分ほめします。このルーティンが夢を叶える行動になるという構造です。

特にここでお伝えしたいのは、一日をどのように過ごすのかを見直すこと。これが、あなたの日々のマネジメントになります。

では、自分ほめリストを作成してみましょう。

大項目は、目的です。今回は自分ほめが目的なので、その文字があらかじめ入っています。もし明確な一つの目標がある人は書き込んでもいいでしょう。私なら、「トライアスロンを完走する」「TEDに登壇する」と書き込むでしょう。

中項目は、起きてから寝るまで、あなたが一日に何をするのかを書き込みます。今回は、10項目の空白を埋めてみましょう。

小項目は、中項目で書いたことを、さらに細かくしていきます。今回は、3つに分けて、行動を書き込みます。

原邦雄『毎日が、ストレスフリーになるための「自分ほめ」』(フォレスト出版)
原邦雄『毎日が、ストレスフリーになるための「自分ほめ」』(フォレスト出版)

「ほめるポイント」は、何ができたらOKなのかを書き込みます。

「ほめるセリフ」は、具体的な自分ほめの言葉です。具体的な言葉のほかに、短い簡潔なセリフもつけてください。例えば、ほめるときは、「すごい!」「ステキ!」。励ますときは、「大丈夫だよ」「明日があるさ」「まだできる!」。容認するときは、「いいよ」「なるほど」などがあります。「もう一人の自分がいて、その人が自分をほめる」と考えればほめ言葉が出やすくなります。

 

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