重力に逆らうと体が緊張する
「体の使い方が下手だなぁ、もったいないなぁ」と感じる人には、共通点があります。無意識のうちに、重力に逆らっているのです。「気をつけ」の姿勢は、その典型ですね。
重力の下向きの力に対して、上へ上へと逆らおうとしているために、体を緊張させてしまっています。重力に戦いを挑んではいけません。むしろ、重力に身を任せてしまいましょう。
リラックスしながら良い姿勢を保つフレーズ
【魔法のフレーズ2】体の中を落ちる滝を、鯉が下から上へエネルギッシュに昇っていきます。
姿勢以外に改善できる症状
・肩こり
・腰痛
・便秘
・疲労
・骨粗しょう症
・腰痛
・便秘
・疲労
・骨粗しょう症
この「鯉の滝昇り」の身体イメージが意味しているのは、「体の力を抜いたほうが骨で立てるようになるので、体の芯がしっかりする」ということです。
「体の中を上から下へと落ちる滝」は、体の重さや重力を表わしています。体の力を抜いていれば、頭や上体の重みに重力も加わり、「下へ、下へ」という重みの流れが形成されますよね。これが滝の水の流れです。
そして、「上へ、上へ」と昇ろうとする力強いエネルギーを元気な鯉に見立てています。別のところで姿勢を「ふんわり」させるほど、「しっかり」してくると述べましたが、まったく同じことを別の表現で言っています。
このイメージに慣れ親しんでくると、自分の中を立ち昇る「鯉」を信頼して、安心して脱力できるようになります。重力はあなたの味方となり、だんだん「重みに縛られずに体を扱う」ことができるようになってくるのです。
ムダな負担をかけずに体を起こしておけるようになるため、長時間立っていたり、座っていたりしても、疲れを感じにくくなっていくことでしょう。