【習慣②】58%が「話が短い」

ヒアリングと、5%リーダーの1対1ミーティングの様子を分析した結果、5%リーダーの58%は、発言数が多い半面、発言時間は短いことがわかりました。

相手に話をさせるように、しっかり聞く姿勢にあることも特徴的でした。ミーティングでは、5%リーダーよりチームメンバーのほうが長く話していたくらいです。

「丁寧に話せば確実に相手に伝えることができる」と勘違いする管理職は多くいます。しかし、事細かに説明しても、相手がそれを聞く気にならなければ伝わりません。

そこで、5%リーダーは、説明する際もコンパクトに小気味よく話します。さらに、「伝わること」を目指す5%リーダーは、話したあとで相手の反応をしっかり確認していました。

5%リーダーは「最初の一言」に魂を込める

会議終了から1時間後、「どのパートが最も記憶に残っているか?」を調べました。7516人に質問を投げかけたところ、答えは「最後の5分」でした。

人間は1時間で約7割の情報を忘れるといわれます。「最後のパート」が記憶に残っているのは当然のことでしょう。

一方、2番目に記憶に残っているパートを聞くと、69%の人が「会議の冒頭」と答えました。記憶力からすると最後のパート、印象に残るのは冒頭部分。とくに最初の一言は、インパクトが残りやすいことがわかりました。

ということは、リーダーは会議の冒頭と最後にエネルギーを注ぎ込めば、メンバーにインパクトを残しやすいといえます。

5%リーダーは、この法則を無意識に理解していて、最初の一瞬にエネルギーを注ぎ込みます。しかも、事実や事象を淡々と説明するのではなく、事実から導き出された気づきや、その事象からもたらされる参加者のメリットとデメリットについて説明していました。