5%リーダーの行動習慣を真似て成果を出す

5%リーダーは量産できるものではありません。しかし、彼らに共通する行動習慣を学び、自社に取り入れることで、確実に「成果を出し続けるリーダー」を育成するための「プラットフォーム」の構築を目指すことは可能です。

また、個人としては自分のリーダーとしてのあり方を、具体的にアップデートするためのきっかけにすることが可能です。

越川慎司『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
越川慎司『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

一人ひとりの力を結集し、組織として成果を最大化することがすべての企業が目指すべき姿でしょう。

変化が激しい時代に、言われたことだけをやるのではなく、自分たちで考えて自分たちでやる「自走式組織」が求められています。変化を即座に感じ取り、しなやかに行動を変えて意識も一緒に変えていく──。

言うのは簡単ですが、このような人材や組織を作るのには4年も5年もかかります。

しかし、各社の5%リーダーが教えてくれた行動習慣を参考にすれば、進むべき道が見えてきます。少なくとも、失敗確率を下げることができます。無駄な挑戦や効果のない実験をやらなくて済むわけです。

「知る」より「できるようになる」が重要

これからも変化は続きます。さらに速く、そしてより多く行動実験をしていかなければなりません。

目的は5%リーダーの方法論を「知ること」ではなく、「できるようになること」です。外部の変化に負けず、「成果を出し続ける」ことを必然にしてください。

偶然の出会いを必然にするのは、あなたの行動のみです。さあアウトプットして「変化」を起こしていきましょう。

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