母子が犯した最大の過ちとは

では、あのとき、佳代がカネを借りて400万円を払っていたら、メディアは「彼女は偉い」「眞子さんの姑になるのにふさわしい女性だ」と書いただろうか。

私にはそうは思えない。

もちろん小室母子のほうにも責められるべき点はいくつかある。中でも最大の過ちは、今年の4月に公表した28枚にも及ぶ文書の中で、「どのような理由があろうと、早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えたからです。

借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。

これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした」

名誉の問題だと書いているのに、そのすぐ後、元婚約者に解決金を払うといい出したことだ。

私が、小室母子の代理人なら、「絶対にそれはやめたほうがいい」といったはずだ。なぜ、代理人がついていながら、あのようなことをいわせたのか。代理人は説明すべきだと思う。

注目の入籍日はいつになるのか

さて、結婚の話に戻ろう。

パラリンピックの閉会を待たずメディアにリークしたのは、時間が切迫し、さまざまな手順を踏んでいる余裕がないためではないかと、私は思っている。

年末年始には多くの皇室行事がある。11月30日には秋篠宮の誕生日があり、12月1日は天皇の長女・愛子さんの20歳の誕生日である。

そう考えるとタイムリミットは眞子さんの誕生日である10月23日までということになるはずだ。

彼女は以前から、30歳前には結婚したいといっていたから、その前日に入籍するのではないだろうか。

先の朝日は、「同庁(宮内庁=筆者注)はお二人が心境を語る会見などの場を設けることも検討していく」と報じているから、もし会見を開くとすれば遅くとも10月初旬までになるはずだ。

9月中旬までに小室圭が帰国して、秋篠宮家への挨拶と眞子さんとの結婚の許しを得なければならない。その後に眞子さんの皇籍離脱、結婚ということになるのだろう。

婚約延期から4年近くが経つ。2人は“はるばる来ぬる”という心境であろう。