「あ、マスクを捨てるんだった」と思い出させる方法

忘れさせないようにするには、思い出すきっかけを多く作っておくことです。

小川大介『子どもが笑顔で動き出す 本当に伝わる言葉がけ』(すばる舎)
小川大介『子どもが笑顔で動き出す 本当に伝わる言葉がけ』(すばる舎)

たとえばハンカチとティッシュの問題なら、脱いだ服を洗濯かごに入れるとき、ポケットを裏返しにすると決めて、洗濯かごの目立つところに「裏返し」と貼っておく。「あ、ポケット」と気づきやすくするのです。

マスク(使い捨ての場合)についても、ゴミ箱の置き場所を工夫したいですね。帰ってきたら、必ず目に入る場所にゴミ箱を置くことで、「あ、マスクを捨てるんだった」と思い出させてあげるのです。日によってちょっとずつ置き場所を変えると、いい意味で違和感を生じさせられるので、子どもも気づきやすくなります。

布マスクなどの場合は、机の上にマスク置き場を作り、「マスク」と大きく書いて、そこにマスクを置くと文字が隠れるようにするのも一案です。マスクを置かないと「マスク」の文字が目立つので、落ち着かず、置く習慣ができていくでしょう。

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