「まさか」をリアルに描く想像力を持つ

<strong>俳優 堀内正美</strong>●自ら阪神大震災で被災し、市民ネットワーク「がんばろう!!神戸」を結成。2010年秋公開の映画「ホームカミング」に出演。
俳優 堀内正美●自ら阪神大震災で被災し、市民ネットワーク「がんばろう!!神戸」を結成。2010年秋公開の映画「ホームカミング」に出演。

いつどこで起こるか予想できないのが災害です。もし未曾有の災害に遭遇した場合、まずは生き残ることが大切。そのために一番重要なのは自分の存在を他者に知らせること。その際に役立つのが「笛」です。

私は阪神大震災で被災しましたが、8時間生き埋めになった知人から聞いた話が今も深く心に刻みついています。それは、身動きができなくなったとき、救援者がすぐ近くまできているのに自分の存在を伝えることができなかった、そのうち衰弱して、声も出せなくなったという体験談。「せめて音が出せたら」と言った言葉を聞いて笛を思いついたんです。