提供=齋田良知さん
・あおむけに寝転びます。
・背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます(3~5秒)。
・丹田(おへその下)に空気を貯めていくイメージでお腹をふくらませます。
・口からゆっくり息を吐き出します(10秒以上)。
・お腹をへこましながら、体の中の悪いものをすべて出しきるようにゆっくり息を吐きます。
・吸うときの倍以上の時間をかけるつもりで吐きます。
・吐くときに丹田を強く意識します。
提供=齋田良知さん
・このやり方でうまく意識できない場合は、腰と床の間に手を滑り込ませて、その手を押し潰すように意識してトレーニングしてみましょう。

*1セット10~15回行いましょう。
*足を椅子などの高い場所に乗せ、お尻の下に座布団やクッションを敷くと、より簡単で自然に深い呼吸になります。
*あおむけの腹式呼吸をマスターしたら、次に座って、さらには立ったまま、同じ方法で腹筋の貯筋ができます。

「腹筋の貯筋②」齋田流・寝ながらできるヒップリフト

もう1つのお勧めはお尻を持ち上げるヒップリフトです。丹田を意識するだけで腹筋の貯筋、腰痛予防、その他筋力(腰背部、臀部、ハムストリング)の改善、膝・股関節の安定性向上に効果があります。寝ながらできるので、とても簡単です。

提供=齋田良知さん
・あおむけに寝ます。
・両膝を立て、腕を体の横に置きます。
・足幅は腰幅くらいに広げます。
・息を吐きながら身体と足が平行になるところまで、ゆっくりお尻を持ち上げます。
・5~10秒間キープします。
・お尻に力を入れるのがポイントです。
・丹田にも強く意識を持ちます。

*1セット10~15回行いましょう。
*腰をそらせ過ぎないようにしましょう。
*お腹を薄く引き締めた状態でお尻を持ち上げましょう。
*丹田への意識は、きついズボンのチャックを上げる時にキュッとへこませるお腹の意識です。
*身体に痛みが生じた場合速やかに中止し、理学療法士、医師などに相談してください。