子を産めば産むほど生活が楽になる
他にもいろいろ制度があるようですが、ハンガリーでは子を産めば産むほど生活が楽になり、子の教育にもお金をかけられるという制度を目指しているようです。
そしてその結果、子を希望するハンガリー人は過去10年で2割増加、2020年の婚姻数は前年比6.7%増と43年ぶりの高水準で、離婚数も60年前の水準まで低下。妊娠中絶数も36%減ったそうです。
難民などの移民を拒否して話題になったハンガリーですが、移民に頼らずとも少子化対策・人口減少対策は(ある程度は)できるのだ、ということを示しています。
一方日本では、現在は体外受精には所得制限はなく、保険適用化は菅政権の目玉政策として検討が進んでいるものの、子だくさんだろうとなかろうと、親の所得で子育て関連のほぼすべてが制限されます。
ハンガリーとは「制度設計の思想が根本的に違う」ということに愕然としないでしょうか。