インナーマッスルはすきま時間に鍛えられる
(2)お腹を凹ませるには、まず体表近くで腹部を取り巻く腹筋群を引き締めます。同時に体の深部にあるインナーマッスルを鍛え、腹壁を引き締めると内臓が本来あるべきスペースへと引き上げられます。
これらを鍛えるエクササイズはいろいろありますが、取り入れやすいのは「ドローイン」。鼻から息を吸ってお腹を膨らませた後、口から息を吐いてお腹をグッと凹ませます。その状態で30秒間浅い呼吸を繰り返してください。
要領がつかめたら、仕事や家事の合間に適宜行います。ウォーキングなど有酸素運動と組み合わせればさらに効果倍増! です。
運動が血管の自然治癒力を高める
(3)NOとは、血管の一番内側にある血管内皮細胞が分泌するガス状の物質です。NOは血管に張り巡らされた繊維や筋肉、自律神経に働きかけ、血管を拡張したり縮めたりしながら血圧を安定させます。ほかにも血管の柔軟性と弾力性を高めて老化を防ぐ、血管内皮細胞にできた傷を修復する、初期の動脈硬化を改善するなど優れた作用が。
運動をすると、筋肉からブラジキニンというタンパク質が放散され、NOの分泌を促します。つまり運動には血管に備わる自然治癒力を高める効果があるということ。生活習慣病の予防・改善に運動がすすめられる理由の一つです。
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