加えて、二酸化炭素には血管を拡張させる働きがあり、「筋肉や筋膜によってしめつけられた状態で血管が広がってしまう」ことから、頭痛も起こりやすくなるのです。

また、テレワークの普及に伴い、運動量が減り、デスクワークが増えたことも、疲れや頭痛の原因になっているようです。

頭のマッサージで側頭筋のこりをほぐそう

私は、施術の際には必ず、頭のマッサージを行うようにしているのですが、お客さまからよく、「頭の中がスッキリして、やる気が出てきた」「視界が一気にクリアになった」「夜、ぐっすり眠れるようになった」「今まで、首や肩、腰をもんでも治らなかった首のこり、肩のこり、腰の痛みが、すっと楽になった」「胃腸の調子がよくなった」といった感想をいただきます。

寺林陽介『寝てもとれない疲れをとる神マッサージ』(アスコム)
寺林陽介『寝てもとれない疲れをとる神マッサージ』(アスコム)

頭のマッサージにはさまざまな手順がありますが、特に、頭を使うことが多いビジネスマパーソンの方に試していただきたいのが、側頭筋をもみほぐす「耳の上のマッサージ」と「こめかみのマッサージ」です。

耳の上のマッサージは、両手の指の第2関節を曲げ、薬指と小指の第2関節を耳の上にぐっと押しあてます。そして、手の位置を少しずつ上へとずらしながら、ぐりぐりとマッサージします。

こめかみのマッサージは、両手を軽く広げ、小指球(手のひらの小指の付け根の、盛り上がっている箇所)をこめかみの下あたりにぐっと押しあてます。

そして、やはり手の位置を少しずつ上へとずらしながら、ぐりぐりとマッサージします。

なお、マッサージは1か所につき、10数える程度の長さで十分です。

マッサージが終わったら、側頭部を温め、リラックスさせます。目を閉じて両方の手のひらを耳の上あたりにあて、頭皮をやや引き上げるようにし、手の温もりを感じながらゆっくり30数え、最後に大きく深呼吸しましょう。

これが、頭のマッサージの肝となります。

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